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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

自分の好きな人がお姉さんと結婚して、身内になるという傷を負ったから、『次の恋だ!!』と押し付けられない。


カエルを『私の友達』じゃなく『男子』と見るまで……ね。


と、思いつつもおせっかいをしてしまう。


「また遊ぶ?4人で……か、みんなで」

「うん、いいよ。みんなで」


あぁ残念だったな、カエル君!
すみれはまだ、君を男子とは見ていない様だ。


「了解、明日にでも伝えとくね」


私が笑うとすみれも笑う。

嫌ではないのだろうが、それ以上の詮索はしない。カエルの好き好き攻撃はある意味、すみれも公認だから、何かあればすみれ自身がアクションを起こすはずだしね。

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