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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「ぽっちゃりって言うのは、触って柔らかい程度で、二重顎はただのデブだからな?」


「ん、ちょっと待って!!私、二重顎じゃないし!!」


「それに脚も太ももがぺったりくっつくくらいがぽっちゃりで、膝の上に肉が乗ったらデブだし、腹はつまめるのがぽっちゃりで、掴めるのがデブ」


そう言った逞は私のお腹を摘まんで笑う。


「ギリでぽっちゃり」


「私は普通だ!!」


カバンで叩くと逞は笑っていて、国重をマゾとか言ってたけど、逞も十分マゾじゃないかと思う。

普通に太ももはつくし、それを言ったらO脚の人はデブはいない事になるよ?!

それどころか、逞の定義は厳し過ぎる!!

まぁ、私に『太るな』と言っているのだろうけど、それだったら最初からプリンで私を釣るな!!

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