
秘密の関係
第2章 彼女兼エサ
「女だな…やっぱ」
「す、吸うならすいなよ…」
「なんだその口は…吸って欲しいんだろ…吸ってくださいって言ったら吸ってやるよ」
上から目線で俺様。
私が苦手な性格なのに…
「い、いや…」
「ほぉ…言わないと吸わないぞ」
「私は別に…」
「…最初はそんなもんだな。お前もいつかこの牙の虜になるさ」
「ぁ…う…」
「ん…ちゅ…」
熱い。
牙が深くまで突き刺さって…気持ちい
なんとなくわかる…私はきっとこの人に堕ちる。
牙を突き刺された瞬間から私はこの人の闇に落ちてしまっているんだ。
