
秘密の関係
第1章 秘密
「今日は魂をあと三つからないと、お父様がお怒りになりますよ~」
「黙れってんだろ…保健医の仕事をこなしながら死神業ってのもきついんだよ」
…ん?
「そうはいったってあなた様は死神界のトップの息子で~」
「他のやつらよりかはちゃんとやってんだろう」
死神?
え?
はい?
「女性と遊んでばっかりじゃないですか~」
「あーあーうるさい。俺だってくそまずい血なんざすいたくねぇが腹が減ってるときは仕方ないんだよ」
なんといいますか。
私には理解できない会話が行き交ってます。
これは去りましょう
好奇心は猫をも殺すって言いますし…
そう思って背を向けたとき
「記憶さえ消せば血をすっても問題ないんだよ…なぁ?三井ちゃんよ」
「ひっ」
肩をつかまれ振り返るとそこには先生の笑顔が…。
