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痛い女の子の妄想劇場

第2章 ~日常の崩れ去る音~

「あたしは、麗。あの、助けてくれてありがとう。」私は、知りたいことが山ほどあったが、とりあえず、お礼を言った。
「ねえ、何で君が狙われてるの?」真人に聞かれて、
私は返答に詰まった。
「えっと、狙われてるってどういうこと?」
私は学校ではあんな目にあっているが、それを除いたら、普通の学生だ。
狙われるような点は何一つとてない。少女は私の質問に対して、驚いた顔をした。
「へぇ、君は何も知らないのか。ふむ、あたしからも詳しいことは言えないんだけどね。
君は確実に狙われてるよ。それだけは確実だよ。狙われてる理由とかそれはいえなんだ。」

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