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ただ愛されたかった。

第6章 第6章---"友達"---


「莉奈ぁ♪」

龍平の家でみんなで
飲むことになった。

夏希とも久々で
四人で朝方まで飲んだ。







「……おしっこ」


居間で寝てしまった。

トイレに行こうとした時
龍平の部屋の前を通る。
龍平は床で寝ている。


一瞬、嫌な予感がした。
心臓の音が身体に伝わる。


しーんとしてる中で


甘い声が聞こえた。


「…っ!……ダメ…声…でちゃうっ!
あんっ…達也ぁ…」


呆然と立ち尽くして
その場から動けずにいた。

(達也?…達也?)


ピピピピピピピピ…


あたしの携帯が鳴った途端
床に落としてしまった。


「ぁっ!」

足音が近寄って
サーと部屋のドアが開いた。

「莉奈?」

達也だった。

顔も見れずに荷物を持って
走って帰った。

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