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案内屋 〜アンナイヤ〜

第5章 きさらぎステーション 其ノ最終章

凛丸は男の目の前にお守りを差し出した
それを見る男の目は既に、灯を失っていた。

「お初…強く…生きて…く…」

その時だった
お守りが強く蒼く輝いた

「…これは…!?」

凛丸は目を丸くした
渋谷も声には出さないが驚きを隠せない

輝いたお守りが凛丸の右腕に同化していく
DCAとお守りが完全に融合した

何故なのか確認する間も無く、凛丸の右腕は刀から光る手指へと変化し、男の傷に触れた

「凛丸…そいつは一体…!」

男の傷がみるみる内に修復されていく
それは驚くべき早さだった

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