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案内屋 〜アンナイヤ〜

第6章 アライ ザ ほーむ 其ノ一

場所は群馬県と埼玉県を跨ぐ人工湖、神奈湖。
国道331号線を道なりに行く。

鬱蒼と茂る木々、林は深くなる

時間は午後4時半

暗くは無いが、安心出来るほど明るくも無い。

普段は美しく見える夕焼けも、奇妙な紅色を表して不気味に一帯を染める。


林に分け入って10分ほど、木造平屋建ての一軒家が見えてくる

だがその外見はこの世のものとは思えない禍々しさを帯びていた

朽ち果てた家屋
木々の絡んだ家具
当時のまま放置された新聞
時の止まった時計
誰かも知らない写真








笑わない。 黒い人形。











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