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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

「あ…あの…渋谷さん、鏡音さん、ありがとうございます…助けて頂いt…」
「この馬鹿野郎!なんで彼処に行った!?ふざけるのも大概にしろ!」

予想以上の罵声だ
流石にたじろく。

「あ…えっと…。本当に、すみませんでした…。」


半ベソだ。みっともない。
…悔しい…。


「まぁまぁ渋谷君、凛丸君も彼処が危険な場所だとは知らなかったんだから。」

鏡音が柄でも無く落ち着いた声色で言う
これが "女性らしさ" というやつか

「チッ!…どっちにしろあんなところに入っていくなんて馬鹿だ!ましてやこういう仕事してる人間なんだから分かるだろ!」

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