案内屋 〜アンナイヤ〜
第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二
次の日、成瀬タカシから塔凛丸のもとにメールが届いた。
「昨日の廃墟探索面白かったな!岩鼻陸軍火薬製作所、今度はもっとちゃんと調べようぜ!」
どうやら群馬県高崎市に存在する廃墟に行ったように記憶をすり替えられているようだ
「記憶のすり替えなど可能なのか?」
単純な疑問だが、渋谷康介は簡単にこう答えた。
「案内屋の別働隊として、片付屋ってのがいる。奴らのDCAの能力で記憶を操ることが出来る。」
これもまた随分飛んだ話だ。
さらに渋谷はこうも言った
「片付屋ってのはちょっと厄介な仕事でな、まあその名の通り、”片付け”だ。」