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案内屋 〜アンナイヤ〜

第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章

事情を知ってからではまるで違って見える。

ここで起きた悲劇。
都市伝説の真相。

全てが重くのしかかる。


「ここだな。」

三人はある石の前で足を止めた。

かなり古びた石だ。ずっと此処に在るような
苔が生え、小さな虫達の居所になっている。

石は四つ。
見るからに人為的に並べられたものだ。

墓石
それは墓だった。


悲しい離別を果たした、とある一家の墓。



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