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案内屋 〜アンナイヤ〜

第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章


決心したように凛丸は立ち上がる。
後ろに居た鏡音と渋谷に振り返った

「ちゃんと此処に埋めてあげましょう。これで、全部終わるハズです。」

二人は黙ってうなづき、作業を始めた。

用意された墓石の下に穴を掘り、それぞれの遺体を埋める。


"遺体を埋める" という作業をしているのにも関わらず、三人はどこか「良かった。」と安堵していた。


これできっと、新井家は元通り。


新井さんちと白い家にまつわるディメンショントラブルは、これにて全て解決した。




空はなんだか朝よりも明るくなっていた。








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