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案内屋 〜アンナイヤ〜

第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章

渋谷と鏡音は困惑していたが、それでも凛丸は続けた。

「あのビデオテープには、少年の霊…信太郎君にとって重要かつ衝撃的な内容が入っていました。信太郎君の記憶を呼び覚ます記録映像。それ故、ビデオテープを持っていた僕は、頭の中に彼の記憶が大量に流れ込んできました。…そう、まるで頭が容量オーバーでパンクしてしまいそうな…。」

渋谷が前に出た

「じゃあ、お前の頭をイカれさせたい奴がいるってのか?」

「恐らく。僕の存在を邪魔に思っている何者かが…。」


正直凛丸は怖かった
自分の知らないところで何か大きな力が働いている。

今の自分にはどうすることも出来ない力が。





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