案内屋 〜アンナイヤ〜
第3章 きさらぎステーション 其ノ三
「トンネルだ!行くぞ!」
真っ暗なトンネル。
薄暮どころでは無い
漆黒
ただ、暗い。暗闇だ。
「ひぃい…!い…嫌だァア!!」
凛丸はつい足を止めてしまった。
当たり前だ。目の前にあるトンネルの中の暗闇や、恐ろしさと言えば、もう後ろからの近付いている何者かとそれに等しいほどだ。
「おいお前!!早く来い!早くしろ!」
牛の鳴き声は迫る。もうほぼ間近に迫っている。
「いッ嫌だァアァア…!!じにだぐないィイ…!嫌ァアァアァアァアァアァア!!!!!」
凛丸は泣き叫びながら、迫る何かと目の前の恐怖に抵抗した。
パニックなど甘い。これはまさに
発狂に近い。
渋谷が手を引っ張るも動かない。
渋谷は凛丸の顔を平手打ちした
勢い良く、乾いた音が響く。
「塔凛丸!!ここで死にたく無いんだろう!?なら早く来い!!」
塔凛丸、音沙汰無し
「死ぬぞ!?」
真っ暗なトンネル。
薄暮どころでは無い
漆黒
ただ、暗い。暗闇だ。
「ひぃい…!い…嫌だァア!!」
凛丸はつい足を止めてしまった。
当たり前だ。目の前にあるトンネルの中の暗闇や、恐ろしさと言えば、もう後ろからの近付いている何者かとそれに等しいほどだ。
「おいお前!!早く来い!早くしろ!」
牛の鳴き声は迫る。もうほぼ間近に迫っている。
「いッ嫌だァアァア…!!じにだぐないィイ…!嫌ァアァアァアァアァアァア!!!!!」
凛丸は泣き叫びながら、迫る何かと目の前の恐怖に抵抗した。
パニックなど甘い。これはまさに
発狂に近い。
渋谷が手を引っ張るも動かない。
渋谷は凛丸の顔を平手打ちした
勢い良く、乾いた音が響く。
「塔凛丸!!ここで死にたく無いんだろう!?なら早く来い!!」
塔凛丸、音沙汰無し
「死ぬぞ!?」