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案内屋 〜アンナイヤ〜

第4章 きさらぎステーション 其ノ四

見た目からは判断出来ない、いやむしろ本人すら覚えていない過去。

捨て子、記憶の消去、身元不明

全ての事案が引っかかった。

「どうしてこんな奴が…案内屋にいる…?」

何か、何かがあると踏んだ

塔 凛丸という人間がここに来た理由は、決して偶然では無いのでは?と
それもまた、本人の意図した部分では無いが

塔凛丸に関する不可解な謎を解明したいが、本人の記憶から消されている以上、今この場においてこれ以上の探索は無理だろうと渋谷は判断した。
ゆっくりとノートパソコンを閉じる

「それでも、教えとかなきゃいけないことは言わないとな。一応、先輩として。」

天井を見つめる
ただの白い天井

ずっと見ていたら、おかしくなりそうになった。

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