案内屋 〜アンナイヤ〜
第4章 きさらぎステーション 其ノ四
「まず、案内屋についてだ。案内屋の仕事は、異次元に迷い込んだ人間を元の次元に案内して連れ戻す仕事だ。また、特別な理由で別次元へ行く人間の案内、それと今回みたいに次元異常、つまりディメンショントラブルを調査、解決。あわよくば未然に防ぐことだ。」
「待って下さい。別次元って存在するんですか?」
初歩的な質問だった
それでも渋谷は面倒がらず答える
「存在する。この宇宙が誕生した時、九つの次元が生まれたと言われている。その内の一つが延長され三次元となったのが、今の俺たちの世界。しかし実は、一つだけが延長されていたのでは無く、厳密には三つが延長されていることが、15年前の研究で発覚した。つまり、似たような世界、俗に言う "パラレルワールド" や "並行世界" は実在する。」
「なるほど…」
「俺達はそれぞれを、セカンドワールド、サードワールドと呼ぶ。ちなみに俺達がいる世界は、ファーストワールドだ。」
突拍子もない話だ。
だがもう信じるしかない
その世界に足を踏み入れてしまったのだ
「待って下さい。別次元って存在するんですか?」
初歩的な質問だった
それでも渋谷は面倒がらず答える
「存在する。この宇宙が誕生した時、九つの次元が生まれたと言われている。その内の一つが延長され三次元となったのが、今の俺たちの世界。しかし実は、一つだけが延長されていたのでは無く、厳密には三つが延長されていることが、15年前の研究で発覚した。つまり、似たような世界、俗に言う "パラレルワールド" や "並行世界" は実在する。」
「なるほど…」
「俺達はそれぞれを、セカンドワールド、サードワールドと呼ぶ。ちなみに俺達がいる世界は、ファーストワールドだ。」
突拍子もない話だ。
だがもう信じるしかない
その世界に足を踏み入れてしまったのだ