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案内屋 〜アンナイヤ〜

第4章 きさらぎステーション 其ノ四

「とりあえず、それで行ってみましょうか。でも実際には何が起きるか分からないから、現地に着いたらその場に合わせて臨機応変ってことになりますね。」

「ああ。まさにその通りだ。」

二人は食事を終えた。

「ごちそうさまでした。」
「よし、行くぞ凛丸。」

立ち上がって、一度部屋に行き荷物を回収しエントランスへ向かった

だが

「渋谷さん。」
「なんだ?」
「お腹減りました。」

はぁ?という感じに、気の抜ける言葉だった。

「さっき食ったろ。」
「いやぁ…僕…その、大食漢ってやつでして…。」

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