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案内屋 〜アンナイヤ〜

第4章 きさらぎステーション 其ノ四

「凛丸。」

渋谷が珍しく話しかけた。
だがそれは真剣な面持ちであった。

「なんですか?」
「もしも俺が駄目になったら、その時は俺を置いていけ。そして、問題を解決しすぐに脱出するんだ。」

映画でよくありそうなセリフだった
それでも渋谷はいたって真面目だった

「…了解しなきゃいけないんですか、それ…。」

渋谷は黙ってうなづき、答える。

「…一応、把握しておきます。」




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牛頭までは意外にもそう時間はかからなかった。
新浜松を出て20分ほどだろうか

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