案内屋 〜アンナイヤ〜
第5章 きさらぎステーション 其ノ最終章
「渋谷さん…どうしてるのかなぁ…」
他人の心配をしている暇では無かったが、今の状況では唯一助けを求められる味方は彼しかいなかった。
来るはずも無い助けを、心の中どこかでずっと叫び続けた。
静かな時間が流れる
凛丸の張り付けにされている部屋の外から誰かの声と急ぎ足の足音が聞こえた。
足音は何人も、およそ3、4人だろうか
しばらくすると、その3、4人が部屋に入ってきた。
「村長、此奴です。村に侵入してきたのは。」
村長、と呼ばれた年老いた男性が凛丸をまじまじと見つめた。
「貴様ら…」
村長は村人と思しき男達に目を合わせる
「馬鹿者!現代人の方では無いか!このド阿保!」
他人の心配をしている暇では無かったが、今の状況では唯一助けを求められる味方は彼しかいなかった。
来るはずも無い助けを、心の中どこかでずっと叫び続けた。
静かな時間が流れる
凛丸の張り付けにされている部屋の外から誰かの声と急ぎ足の足音が聞こえた。
足音は何人も、およそ3、4人だろうか
しばらくすると、その3、4人が部屋に入ってきた。
「村長、此奴です。村に侵入してきたのは。」
村長、と呼ばれた年老いた男性が凛丸をまじまじと見つめた。
「貴様ら…」
村長は村人と思しき男達に目を合わせる
「馬鹿者!現代人の方では無いか!このド阿保!」