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案内屋 〜アンナイヤ〜

第5章 きさらぎステーション 其ノ最終章

「…でも!」
「馬頭と牛頭が抱える問題を…!お前らごときで解決出来るものか!」

神前の語気が荒くなる。

「諦めろ」


凛丸は悔しさに打ちひしがれる。



「…でも、見捨てることなんて出来ません…。」


神前は呆れた顔で凛丸を見つめた。

「そうか…。だが、命だけは大切にしなさい。」

そう言って神前は部屋を出て行った。

…見限られた

そんな雰囲気だ。

:

しばらくして、凛丸は外に出ることにした。
村の様子を見たい、ただそれだけだが。


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