案内屋 〜アンナイヤ〜
第1章 きさらぎステーション 其ノ一
「いやースマンスマン!ここ数年新入り希望なんていなかったからなぁ!さぁ入ってくれ。軽く面接するから。」
凛丸は案内屋事務所の中に通された。やはりここもジメジメしているが、人がいる分ある程度不気味さは和らいでいる。
凛丸は事務所から入ってすぐのソファーに座らされ、また男もその対面に座った。
「さてと、本当に申し訳無かった。まさか新入り希望が来るとは思ってなくてな。」
「いえ…別に大丈夫です。」
さっきとは打って変わってまともな対応だ。
「さてと、俺はここの店長、陣内小雪だ。君は?」
「塔凛丸です。塔と書いて "あららぎ" と読みます。凛丸は…」
「ああ〜もういいよ。充分、凛丸だな。さてと、履歴書とかあったりする?」
若干失礼な人だな、と感じたが凛丸はポケットから折りたたんだ履歴書を出した。
凛丸は案内屋事務所の中に通された。やはりここもジメジメしているが、人がいる分ある程度不気味さは和らいでいる。
凛丸は事務所から入ってすぐのソファーに座らされ、また男もその対面に座った。
「さてと、本当に申し訳無かった。まさか新入り希望が来るとは思ってなくてな。」
「いえ…別に大丈夫です。」
さっきとは打って変わってまともな対応だ。
「さてと、俺はここの店長、陣内小雪だ。君は?」
「塔凛丸です。塔と書いて "あららぎ" と読みます。凛丸は…」
「ああ〜もういいよ。充分、凛丸だな。さてと、履歴書とかあったりする?」
若干失礼な人だな、と感じたが凛丸はポケットから折りたたんだ履歴書を出した。