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和輝の声が聞こえる…

「早希！どこにいたんだよ！」

息を切らして和輝がかけよる

「……っあ、ご、ごめん
昨日バイトの人たちと飲んでて…
そのまま寝ちゃったみたい」

う、嘘はついてない

そう自分に言い聞かせる

「早希が飲み会に参加って珍しいな」

和輝が疑いの目で私を見る

「うん…断れなくて
それで飲み過ぎちゃった。
連絡出来なくてごめんね…」

罪悪感から和輝の顔がきちんと見えない
俯いてると
急に和輝に頬をつねられる

「ゆるさん！グラコロおごれ」

和輝がニヤリとする


和輝…

優しさにきゅううっと胸が締め付けられ
罪悪感がさらに倍増する

「和輝……」

「なんだよ…もちろんナゲット付きだからな！」

顔を膨らましてそっぽを向く
そんな和輝に抱きついた

「和輝、大好き！！」