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体の相性

第5章 鉢合わせ

優さんは二階にあがりトイレの前で
足をとめた

「優さん!……っん」

優さんは振り向くと唇を重ねてきた

咄嗟の事にわたしは反応できない

丁度ここのトイレは奥にあるため
周りからは見えない……

ってそんな事ぢゃなくて!
流されちゃだめ!
断らないと……

「や、やめてください!」

優さんから離れる

重ねられた唇が熱い

ドキドキしていると

「彼氏いるなんて聞いてないけど?」

その瞳には怒りが映っていた

「すみません…私昨日のことあまり覚えてなくて…何で優さんの家に行ったのかが……」

優さんは苦虫を噛みしめるような表情をした

「そっか、とりあえず彼氏にバレるのはまずいよな?」

「………はい」

「じゃぁ明日の夜、俺ん家に来い」

「…!!」

「お前に拒否権はねぇよ」
そういうと優さんは下に降りて行った



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