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体の相性

第2章 飲み会

「考え事?」

優しい瞳で訪ねられて
咄嗟にキュンとしてしまう…

脳裏に和輝が過ぎる

「す、すみません!大丈夫です!」

私は誤魔化すように
近場の机を拭き出す

と、急に後ろで吹き出して笑う優さんの声

「早希ちゃん…今日ずっとノーゲスだけど?」

腹をかかえて笑う優さん

「……え!?」

みわたすと確かに誰か来た形跡はない

恥ずかしさの余り顔が赤くなるのがわかる
それがさらに恥ずかしい…
バレないように俯いてると

「もう、今夜は暇だから店長がもう店締めて
皆で飲もうってさ」

優さんは私の頭をくしゃっとする

「飲み会ですか???」

居酒屋で働いてるので結構お酒好きがこの店に集まる
学生っていうのもあるのかもしれないが
暇があればすぐに飲み会が始まる

私はあまり、飲めないので
いつもやんわり断って消えるように帰宅していた

「今日は来るよな?」

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