
私の初恋[実話]
第1章 ともだち
それから私はゆうちゃんと一緒にいる時間が
どんどん増えていった。
私はあまり自分から話しかけることは無かったが
ゆうちゃんは同性や異性にも気軽に話しかける子で、
彼女のおかげで日に日に私もクラスの子たちと
仲良くなれるようになった。
そんな中でゆうちゃんの席に毎時間のように
ちょっかいを出しにくる男の子がいた。
名前は「京介」通称京ちゃん。
実はゆうちゃんも私も京介も同じ幼稚園、
小学校の出身だった。
でも今まで私は京介と全く接点もなく
まともに話したこともなかった。
ゆうちゃんと京介はどうやら家が隣り同士らしく
とても仲が良かった。
「りんちゃん!京ちゃんってマジ面白いでしょ?」
それがゆうちゃんの口癖だった。
