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マネジ×マネジ

第1章 日常

最初の仕事はタオルのアイロンがけ。サッカーボールを磨いたり、汗拭きなどいろいろなところでタオルは使う

洗うのは被服室の洗濯機ですぐできる
でもこのアイロンがけは一番の苦労だ。でも一人でやるわけじゃない。先輩の優衣先輩が手伝ってくれる。

「アイロンがけってきついよね」
先輩が話しかける

「はっはい!」
私はびっくりして声が裏返る

「桃音ちゃんって1年の時からかわんないね。かわいい」

「いっいや、そんなことないですよ」

先輩はくすっと微笑みながらアイロン台に向かう
そのきれいな長い後ろ髪が揺れる。ゆれると同時にバラのようなかすかな香りが一気に被服室を包み込む

先輩は容姿端麗で男子も女子もあこがれる存在だ。私もあこがれている。

「桃音ちゃん終わった?」
「はい。終わりました!」
「じゃあ私は外行ってるからお茶よろしくね。」
「はいっ!」

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