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男気花飾り。

第24章 スプリングコートを春風になびかせて…


『……マサちゃんは…ずっと…男子が好きだったの?』



母の質問に………俺は首を横に振った…



『…そっか…
昔から好きだったのなら――――…


気がついてあげられなくて―――…



………ごめんね?』




母の…“ごめんね?”に…


俺と…寺は………固まった…





「母さん……?」




『でも、違うんだよね……

寺長根くん…だから…好きになったのかな?』


俺は、力強く頷く!!!




『…なら…今から――――…

お母さんは…マサちゃんを助けたり、応援出来たり…するのかな?』









「!!!母…さ…ん…」



母は、微笑む




「…母さん…俺…

母さんに…孫とか……抱かせてあげられないかも…


それでも……いい?」




母は、ハハハっと笑って…


『朝ちゃんも、空ちゃんもいるでしょ?
どちらかが、抱かせてくれるでしょっ…大丈夫!』




「…息子が……男…と…付き合ってるって―――…世間体とかも…悪くなるよ?後ろ指……指されるかも」



『下着の、デザイナーも、十分理解不可能な職種だから…慣れてるよ!!!』




俺は……母に…「ごめん…」と…何度もつぶやいや…





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