
男気花飾り。
第24章 スプリングコートを春風になびかせて…
「よし!!!」
母の腕のなかで、寺が気合いの入った声をあげた!!!
『ん?どうしたの?』
母が、ビックリして!俺達から離れた!!!
「次は!!!俺の番です!!!
行こう!雅!」
寺は、俺の腕を掴み立ち上がった!!!
『ん?何処か行くの?』
「はい!俺も、両親に雅を紹介します!!!」
「ん/////えええ!」
『あら〜///
よろしくお伝えください…』
「雅のお母さん!!!
雅を借ります!父と母は今、父の赴任先にいるんですが…
新幹線で…多分…3時間はかかります!!!
夜遅くまで…付き合わせる形になると思いますが!いいですか?」
『あら……遠いわね…
今日じゃないとダメなのかしら…』
母の心配そうな顔を寺は…真っ直ぐ見つめる―――…
「はい。今日…伝えないと…ダメな気がするんです。」
寺の力強い声に…母も…『そっ…か…』と…
何かを感じ…納得してくれた…
『…解った、応援するって決めたんだから!!!
よし、行ってきなさい!!!』
母は、心配そうな顔はしていたが…笑ってくれた…
