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秘密の約束

第17章 クラス

「だって、成績的には大丈夫なんだろ…?」

「うん…。そうなんだけど…。数学が凄いできないし…何より、あたしみたいな奴が理系で良いのかな?って…。」

「そんなの、これから頑張れば大丈夫だよ!俺だって理系に行けたんだし。」

「先生じゃ説得力ないよ〜。そうじゃなくて、あたし…他にやりたいことが見つかったの!」

「そうなの?じゃあ、その道に行けばいいじゃん!」

「でもね…親には反対されてるし…。」

俯きながら言うと、先生は私の顔を両手で挟み先生の方を向かせられた。

「ふぐっ…!」

「志穂いいか?親なんて後からどうにでもなるんだ!親なんかに振り回されたらお前の人生はひどいことになる。自分がやりたいと思ったことをやる。それが人生なんだ。お前はちょっと親ともめすぎ。そんなにもめるなら1回くらい反抗してみろよ。」

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