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秘密の約束

第21章 年頃の恋

すると、まゆが検査薬を手に取りかほに握らせた。

「いつまで経っても、このままじゃ何も変わらないよ?」

まゆは優しくかほに語りかけた。

かほは意を決したように、検査薬を握りレジへと持って行った。

店員さんは少し驚いた顔をしていたが、すぐに店員という業務に戻っていった。

お会計が終わると、急いで薬局から出てトイレへと向かった。

「じゃあ、ここで待ってるから。」

そう伝えると、かほは個室のトイレへと入って行った。

私とまゆは水道の所でかほが出てくるのを待った。

(しかし、かほも学校の先生と付き合ってるなんてなぁ…。)

私はそこにまず驚いていた。

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