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秘密の約束

第22章 繋がり

「なるほどね〜…。」

先生はため息をついて言った。

「親御さんには言ったの?」

「まだです…。」

「だろうねー。さて、これからどうしようか…。」

カルテにメモをとり、ペンを置いた先生はかほのことを真っ直ぐと見つめていた。

かほは困ってしまい、下を俯いたまま。

これじゃあらちがあかないと思ったのだろう。

先生は私に話しかけてきた。

「あなたは?」

「彼女の友人です。」

「この子の相手のこと知ってる?」

「同い年の方とは友人です。」

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