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秘密の約束

第6章 先生のことを知った時

「そんなの、そう言ってるだけで本当は嘘かもしれないじゃん!だって毎日手作り弁当だぜ?」

「まぁ、確かに可能性はなくはないよねー…。」

と真剣に答える菜穂。

(まぁ…そっか…。)

大場先生に彼女がいたって、本当はおかしくないことなのに…なんだか胸が痛かった。

「志穂…どうしたの??」

梨花が心配そうに俯く私の顔を覗いてきた。

「なんでもない!昨日夜遅くに寝ちゃったから、ちょっと眠いんだよねー。」

「なーんだ!あんたそれいつものことじゃん!」

梨花が笑いながら言った。

「志穂もとうとう大場先生のこと好きになったのかと思ったー!」

麻里も笑いながら言う。

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