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秘密の約束

第6章 先生のことを知った時

「まっさかー!ないない!」

私は、誤魔化すために必死で笑って否定した。

そこに、タイミング悪く大場先生がきた。

「はーい!もうすぐチャイム鳴るよー!」

(は…なんでこのタイミングで…?嘘でしょ…死にたい…。)

私は黙って静かに自分の席に着いた。

俯いてる私とは違って、いつも通りの先生。

(なんか…惨め…。)

この日私は、先生の顔を1度も見れなかった。

授業が終わると、先生が私に話しかけてきた。

「神田さん。」

「なんですか?」

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