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秘密の約束

第12章 嫉妬

突然先生の今までのイライラしたような顔から、いつもの顔に戻って私は驚いた。

私はそのまま壁に寄りかかっている先生の方に向かい、先生のことを抱きしめた。

「ごめんなさい、先生。」

私は先生に謝った。先生も、私のことを抱きしめてくれた。

「ごめん、俺も悪かった。写真撮ってた時、すごい嫉妬したんだ。」

先生が嫉妬してくれたと思っただけで、私は胸がキュンとした。

「ふふ…。」

「何笑ってんだよー!」

「嫉妬してくれて嬉しい!」

そう言って顔を上げて先生の顔を見た瞬間、先生にキスされた。

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