
痛彼
第18章 恋を語る~奏太~
「あ、あの時の自殺さん…!!!!」
自殺さんとは失礼なヤツだ。
ん?なんか胸が苦しい…
あ、コイツに対しての吐き気か。
「あの時はどうも。」
もうメロンパンはいい
なんか早く立ち去りたいし。
「同じ大学だったんですね~
なんだかんだ元気そうでなによりです、自殺さ…あ。
すいません・・・えっとお名前は?」
害悪の癖に、笑顔が眩しい
…これは嫌悪感からだ。うん。
「…成瀬奏太。経済学部四年だ。」
「やはり先輩だったんですか。
私、知ってると思いますが向日葵、2年です。」
2年なのか。
あ、なんで俺が害悪なんかに興味を?
