
痛彼
第11章 LOVEな義妹
・・・・・・・・・ダンッ!
両方の男の人が倒れました
私は、びっくりし過ぎて声が出ないです
「ハァ…ハァ…。お前誰だ!!」
身動きがとれない男性に、私を助けた人は再び蹴りを入れる。
「ゴホッ」
「ゴミに名乗る名などない。
葵ちゃんを…その汚い手で触ったな!殺してやる。地獄の果てまで追いかけてやる。」
ヒィッと二人が声をあげる。
助けてくれたけど…怖いです・・・
「葵ぃー!!
買ってきたよ…って、えぇ!?」
戻ってきたそうたさんが、あっけにとられています。
そりゃあ、
戻ってきたら彼女が震えてて横に男二人が倒れてるんですもん、当たり前ですよね。
「葵ちゃんをこんな目に遇わせて…
それでも恋人ですか!?お兄さん。」
お兄さん…そう、私を助けた人は
そうたさんの妹、故(ゆえ)ちゃんでした…
