
痛彼
第11章 LOVEな義妹
そうたさんは、この状況を見て全部理解したようです
「ねえ、君達…
ちょっと人目が少ない所にいこうか」
二人はブルブル震えています。
・・・少し可哀想
路地裏に移動して、そうたさんは二人を正座させました。
「葵、どんなことされたの?」
そうたさん…優しく聞いてるけど、目が濁ってます。
「私は、大丈夫でしたから…もういいですよ。そうたさん。」
「葵、無事だったけど
さっきまで震えてた。それだけ怖かったんだろ?
ねえ…殺していい?こいつら。
じゃなきゃ俺が収まんない。切り裂いて、ズタズタにして、燃やしたい。」
そうたさん…怒りで自分を見失ってる。
「ダメです!!!
そんなことしたらダメです!!」
ダメに決まってます。
