~∞人の始末屋~
第1章 ∞人の始末屋。
トッポside
お皿洗いの時
マックの視線が一瞬
私の腕に行ったのが分かった
私の右腕には
ナイフで切られたっていうか
大きく裂かれた後がある
腕といっても正確に言えば
手首と肘の丁度真ん中ぐらい
ほんでいつも思う。
こんな傷
消えて無くなればいいのに
この傷を見るたびにあの事
思い出してしまうやんかって
でも最初こそ皆に隠してたけど
今は隠してない。
それは皆も同じような
傷があると知ったからやねん
私と同じように心も体も深く
傷ついてるって知ったから
中でも一番怖いぐらいに
全てにおいて傷ついてるのは
マックとジャッキー
もっとも大切な人を
殺されてんて
しかも目の前で
殺された人は誰か知らんねん
まぁ、いくら聞いても
教えてくれへんねんけど
精神的におかしくなったんやて
やから私の傷を見ようが
何を聞かれようが
何見てんの。その事聞かんといて。
なんて2人に向かって
言えるわけがない
だって今でもその件で
苦しめられてる
って事が分かるからさ
本人らは
隠してるつもりやろうけど
施設に居ったとき
マックの全てを一番最初に
理解したのはジャッキー
ジャッキーの全てを一番最初に
理解したのはマック
やから2人はジャッキーが
言うてた通り
切っても切れへん関係や
当然、惚れあってもおかしくない
夫婦であってもおかしくない
そんな2人を見てたら心が
暖かくなるし尊敬する
夜、こっそり手を繋いでデートに
出掛ける姿も
たまにジャッキーの
本名を呼んでもうて
頭を思いっきり
どつかれてるマックの姿も
微笑ましくてしょうがない
アーセナルが好きすぎて
大好きー!って叫んで
抱きついてるガムだって
最近ガムと同じ匂いを
漂わせてるアーセナルだって
客と喧嘩してボロ負けして
傷だらけになったエースだって
死んだらどないすんの!
うちエース死んだら生きてかれへん!
って引くぐらい怒りながら泣き出す
ジョニーだって
私の事をずっと好きで居てくれて
末っ子で可愛らしいナインだって
同じように深い傷を負いながらも
こうやってお互いに愛し合って
その暗い過去を消し去るぐらい
今を楽しく生きてるんや
お皿洗いの時
マックの視線が一瞬
私の腕に行ったのが分かった
私の右腕には
ナイフで切られたっていうか
大きく裂かれた後がある
腕といっても正確に言えば
手首と肘の丁度真ん中ぐらい
ほんでいつも思う。
こんな傷
消えて無くなればいいのに
この傷を見るたびにあの事
思い出してしまうやんかって
でも最初こそ皆に隠してたけど
今は隠してない。
それは皆も同じような
傷があると知ったからやねん
私と同じように心も体も深く
傷ついてるって知ったから
中でも一番怖いぐらいに
全てにおいて傷ついてるのは
マックとジャッキー
もっとも大切な人を
殺されてんて
しかも目の前で
殺された人は誰か知らんねん
まぁ、いくら聞いても
教えてくれへんねんけど
精神的におかしくなったんやて
やから私の傷を見ようが
何を聞かれようが
何見てんの。その事聞かんといて。
なんて2人に向かって
言えるわけがない
だって今でもその件で
苦しめられてる
って事が分かるからさ
本人らは
隠してるつもりやろうけど
施設に居ったとき
マックの全てを一番最初に
理解したのはジャッキー
ジャッキーの全てを一番最初に
理解したのはマック
やから2人はジャッキーが
言うてた通り
切っても切れへん関係や
当然、惚れあってもおかしくない
夫婦であってもおかしくない
そんな2人を見てたら心が
暖かくなるし尊敬する
夜、こっそり手を繋いでデートに
出掛ける姿も
たまにジャッキーの
本名を呼んでもうて
頭を思いっきり
どつかれてるマックの姿も
微笑ましくてしょうがない
アーセナルが好きすぎて
大好きー!って叫んで
抱きついてるガムだって
最近ガムと同じ匂いを
漂わせてるアーセナルだって
客と喧嘩してボロ負けして
傷だらけになったエースだって
死んだらどないすんの!
うちエース死んだら生きてかれへん!
って引くぐらい怒りながら泣き出す
ジョニーだって
私の事をずっと好きで居てくれて
末っ子で可愛らしいナインだって
同じように深い傷を負いながらも
こうやってお互いに愛し合って
その暗い過去を消し去るぐらい
今を楽しく生きてるんや