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~∞人の始末屋~

第2章 マック、ジャッキーの辛い過去。

ジャッキーside







ア「…え、ちょ待って待って?!
その事件って何年前の話?」







マ「10年前や」







ア「10年?!は?
何歳の時の子供?!」








いつも冷静なアーセナルが
久々に焦りだす







ジャ「18やな。
出来たんは17やけど」









ア「……頭、破裂寸前。」










そう言うてソファーに正座しながら
ぴょんぴょんしだすアーセナル
何しとんねん。







ア「あの、何個か聞いていい?」






ジャ「どうぞ?」







ア「マックとジャッキーの子やんな?
名前は?17ってことは
まだ施設おったよな?

早めに施設出ていったんも
子供出来たから?

ってかお前ら子供ってさぁ!
事が早すぎへん?!
別にするんは人の勝手やけど
子供は早すぎるやろ?!」







ジャ「1個ずつ答えていくと
マックとの子で
名前は舜二(しゅんじ)
17の時施設居ったし
早めに施設出たんもそうやし。
後、事は早かった」








ア「え、腹出てたっけ?」






ジャ「そんな目立ってへん時に
施設出たと思うで」







ア「まじで?気付かんかったって!」






マ「気付かれへんようにしてたからな」








ア「まーそうやけど!言うてくれよ!」







ジャ「年齢が年齢やったからな」







ア「まーそうやけど…!!
金あったん?」








ジャ「そんななかったわ。
やからほとんど病院行ってへんかった
行ったら毎回先生に怒られるねん」







ア「はぁ?!当たり前やろ!!
しっちゃかめっちゃかやな!」

















アーセナルが優しいなって思った所は
なんで殺されてたんか
どうやって殺されたんか
聞いてこうへんかった所


気になってるやろうけど一切
聞いてこうへんかった


やからむしろこっちから
話したぐらい


めっちゃ真剣に聞いてくれたし
親身になってくれた


やっぱり途中何回も泣きそうに
なってしもたけど

アーセナルに
話して良かったって思った










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