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~∞人の始末屋~

第3章 ナツ。

ガムside







晩ご飯を食べ終わって数分

最近、裏の仕事以外の時は
外に出なくなってしまったな。
そう思って久々に外をぶらぶら








ガ「…あ」








店の近くまで戻ると
外で煙草を吸っている
エースが目に入った

エースは気を使ってるのか
エイトが来てから
店の中で煙草を吸わなくなり
帰った今でもずっと外
まぁ、また最近ナツちゃんが
来ましたけど







ガ「エ~ス~」








エ「お、ガムやん」









僕が呼び掛けると煙草の
火を足で消した

ほんで女の子なら
誰もが惚れてしまう
キラキラスマイルを
僕に向ける






エ「仕事以外で
外出んの久しぶりちゃうん」







ガ「そうなんですよー
たまにはいいかなって」







エ「ええんちゃう?」









人通りの少ない道で
なんでもない話をする

1本隣の通りは
賑やかでネオンがチカチカ
目が痛くなるぐらい
それに比べてここの通りは
薄暗くて静か








エ「ガムさ…」






ガ「ん?」











エ「やっぱー、なんもない」





ガ「えっ!気になるじゃないですか」











エ「…髪の毛綺麗やな」





ガ「絶対に違いますやん!」





エ「違う」










ガ「じゃあ何ですか?」











エ「…背ぇ高いね。分けて」





ガ「それも違いますやん!」






エ「違う」






ガ「もう~!」


















結局何を言おうとしたのか
謎のまま、笑顔で
誤魔化されてしまいました











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