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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~



 凛音は期待の眼差しで俺を見つめてくる。

 妹だぞ? ヤバイだろ……

「そういう事は好きな奴とするもんだ。兄妹でするもんじゃない」

「好きな……」

 凛音は再び、んーと、呻鳴りだす。


「私、お兄ちゃんのこと好きだよ」

 何度も言うが……妹は可愛い。

 学校でもモテる。
 告白とかもよくされてるみたいだ。


 愛くるしい瞳を輝かせ、真っ直ぐに見つめられ微笑みながらソレを言われたら妹だとわかっていてもドキッとしてしまう。


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