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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第3章 ~冬休みは危険がいっぱい!?~


 夕飯時、それは突然訪れた。

 母さんがずっとご機嫌な様子で浮かれていたのは帰ってきた時からわかっていたが。

「と、言うわけで。いいでしょ慎ちゃん」

 いい歳して可愛らしくおねだりする母さん……

 俺の隣でカラダをモゾモゾさせてる凛音。

 照れくさそうに、モクモクと飯を喰う父さん。

 終業式を終え明日から冬休み。
 いつも変わらぬ夕餉の風景、でも、今までとは違う関係。

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