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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第3章 ~冬休みは危険がいっぱい!?~


「ふたりとも高校生だし、だいじょうぶでしょ?」

 俺と凛音がそういう関係になった事を知る由もない母さんはお願いと言わんばかりに両手を合わせている。

 マズイ……非常に。

「私はだいじょうぶだよ! 家事も得意だし。お母さん楽しんできてよっ」

 俺はあえて見ないが、ウキウキとうわだった声をだす凛音の瞳は生き生きとしてるに違いない。

「凛ちゃんありがとう。ね、慎ちゃんもいいでしょ?」

「もちろんだよね、お兄ちゃん」


 ────だから、語尾にハートを付けるな。


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