
天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第6章 ~今年最後の締めくくり~
「お兄ちゃんのエッチ!」
うん、それは認めるがお前に言われたくない。俺よりエロいくせに。
「男ってのはそういうものだ。わかったのなら着替えて来い」
「やだ。隠したらお兄ちゃん他の人の見るんでしょ!」
いや、意識して見ようとしてる訳じゃないんだが。どうやら、凛音はご立腹の様子。
「見ないから、着替えて来いって」
「本当に?」
「ああ、本当だ」
凛音は、しぶしぶといった感じでリビングから出てゆく。
女性からしてみればただのオシャレなんだろうが────
