天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第6章 ~今年最後の締めくくり~
まさか、胸をさらけ出してるのもそのせいか? サービス満点だな……
今はコートに隠れて見えないが。
「家の中なら歓迎だが、外はダメだ。他のやつが凛音を厭らしい眼で見るのは堪えられない」
「気にしすぎだよ。誰も見ないって」
男の欲を甘く見てる。
太ももはその絶対領域を妄想させる、最高のエロス。
それを女性は惜しみなくさらけだしているが、腿は隠すべきエロスだと俺は思う。
「つい、で見てしまうんだよ。つい、でだ、チラッと」
「厶、それって、つまりお兄ちゃんは、他の人の脚も見てるってこと?」
しまった。力説のあまり墓穴をほった。