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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~


「……お兄ちゃん」

 凛音は少し戸惑いの声をだした。
 どうやら作戦は成功したようだ。

「止めるなら今のうちだ」

 俺は警告を発する。
 もちろん襲うつもりはない。

 こうすれば凛音は泣きわめき助けを述べるだろう。


「……カッコイイ……どうしよ、ドキドキが止まらないよ」

「…………はぁ?」

「お兄ちゃん……しよ?」

 どうして……こうなった。
 俺は何かまちがったのか?

 

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