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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~


「凛音……」

 俺は言葉を呑み込む。
 凛音が愛しくて堪らない……

 俺とは違う華奢なカラダを包み込むように抱きしめる。

 今、その言葉を言うのはズルい気がした。

 背徳な行為、今更後悔するつもりはないがそれが許されるわけじゃない。

 それでも凛音を求めてしまうのは、男のどうしようもない本能。

 甘い言葉を囁きたくなるのも、カラダが感じる快楽のせいなのかも知れない。


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