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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~



「あ……っ、んぅ」

 口づけを深めカラダの硬直がとけたのか、凛音から甘い声が洩れだす。

「気持ちいいのか?」

「うん……お兄ちゃんのキス好き……」

「そっか……」

 素直な凛音は俺の心を暖かくしてくれる。
 つまらないプライドを捨てて、俺も素直になってしまおうかとさえ思ってしまう。

 だが、凛音は言葉にしなくても嬉しそうにいつものように「へへ」と、笑ってみせる。

 言わなくても気づいてるのかも知れない。

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