天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第7章 ~年越し、そして新年~
「お兄ちゃんは、アッチで座ってて」
「でも、だいじょうぶなのか? 俺も手伝うよ」
凛音はのそのそとした動きで昼飯を作ってくれた。カラダが痛むのだろうか、いつもの元気がなかった。
その後、凛音はおせち作りを始めたのだが、俺は凛音が心配で料理などしたことないがキッチンに立つ。
「もぅ、お兄ちゃんは冷たいようで過保護だからな。平気だって」
別に無理して作らなくてもいいと、俺が言ったら凛音に怒られてしまった。
俺の優しさは凛音には逆効果らしい。