天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第7章 ~年越し、そして新年~
そのまま、凛音の唇を塞ぎ愛を語らうように深い口づけをする。
これから先、待ち受けているのは幸せばかりじゃない。それでも今だけはその気持ちを忘れ浸っていたかった。
俺はもう凛音を……手放せないきっと。
背徳だろうが禁じられた関係だろうが、それでも、もう自分の欲に逆らう事は無理だ。
越えた一線は、その想いを強くさせた。
「お兄ちゃん、これからもずっと一緒に年を越そうね」
「ああ……」
「来年は、繋がりながら越そうね?」
ムードというものを少し覚えてくれると嬉しいと想いながら、それでも憎めないほど愛しい凛音に口づけをし、想いをつづった。